2009年11月19日木曜日

安全作業考(2009.8)

安全作業の叫ばれる昨今、様々な活動がされ一定の効果を上げています。

でもなかなか決定的なものは無かろうかと思います。

日々各個人が考えるということが一番重要ですね。


①まず、危険作業とはどういうものか皆様にご覧いただきましょう。私が見た中でもっとも危険な作業です。

これは危険ですね。まずいです。一目でわかりますね。

きつく注意をしました。気づくのが遅れたら危ないところでした。


②では完全に安心の出来る作業をご紹介します。今日の作業はボルト1本だけを天井に取り付ける作業です。

ではどこに安全の配慮がなされているか検証します。


●作業員の着ている服---時価3億円しますが10階建てのビルの屋上から

飛び降りても怪我をしない特殊な服です。

おまけに4本のロープで吊られています。

ロープ1本の切断荷重は2トンです。

動きは制限されますが仕方がありません。


●作業員の乗っている台---3ヶ所で建物から固定しています。

全く動きません、かつ別の作業員2名が押さえて万全を期しています。

また別の作業員2名は不安全行動がないか見張っていて

わずかな危険作業も見逃しません。

また各作業員は安全ロープで転倒防止に備えています


●医師--医師が待機し万が一に備えています。

この医師の一日の待機料は15万円です。高額ですが仕方ありません。


●表示--標語、表示は完璧です。


●作業準備に5時間、作業時間3分、作業終了清掃片付けに3時間。

これ以上の安全を求められる工事には私は参加できません。

今日も安全に作業は終了しました。

1 件のコメント:

  1. どの現場も安全中心な工事をやっている。
    死人を減らしたと同時に、面白さも減らした。
    規則を増やしたと同時に、書類も増やした。
    嫌な世の中ですねー。

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