安全作業の叫ばれる昨今、様々な活動がされ一定の効果を上げています。
でもなかなか決定的なものは無かろうかと思います。
日々各個人が考えるということが一番重要ですね。
①まず、危険作業とはどういうものか皆様にご覧いただきましょう。私が見た中でもっとも危険な作業です。
これは危険ですね。まずいです。一目でわかりますね。
きつく注意をしました。気づくのが遅れたら危ないところでした。
②では完全に安心の出来る作業をご紹介します。今日の作業はボルト1本だけを天井に取り付ける作業です。
ではどこに安全の配慮がなされているか検証します。
●作業員の着ている服---時価3億円しますが10階建てのビルの屋上から
飛び降りても怪我をしない特殊な服です。
おまけに4本のロープで吊られています。
ロープ1本の切断荷重は2トンです。
動きは制限されますが仕方がありません。
●作業員の乗っている台---3ヶ所で建物から固定しています。
全く動きません、かつ別の作業員2名が押さえて万全を期しています。
また別の作業員2名は不安全行動がないか見張っていて
わずかな危険作業も見逃しません。
また各作業員は安全ロープで転倒防止に備えています
●医師--医師が待機し万が一に備えています。
この医師の一日の待機料は15万円です。高額ですが仕方ありません。
●表示--標語、表示は完璧です。
●作業準備に5時間、作業時間3分、作業終了清掃片付けに3時間。
これ以上の安全を求められる工事には私は参加できません。
今日も安全に作業は終了しました。
どの現場も安全中心な工事をやっている。
返信削除死人を減らしたと同時に、面白さも減らした。
規則を増やしたと同時に、書類も増やした。
嫌な世の中ですねー。