物集女では失敗しましたので、今度は大原女です。
山城国大原(京都府京都市左京区大原)の女が
薪を頭に載せて京の都で売ることをさす。
行商たる販女(ひさめ)の一種。
はじめ大原女は炭を売っていた。
これは大原の地が炭の産地だったためである。
しかし鎌倉時代以降、京近隣の炭名産地は
山城国小野里に移った。
大原は薪で有名となり、大原女も薪を売り歩くようになった。
その風俗は、島田髷に手拭を被り、薪を頭上に載せ、
鉄漿をつけ、紺の筒袖で白はばきを前で合わせ、
二本鼻緒の草鞋を履いている。
今でも観光としてあるようです。
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