2009年12月12日土曜日

大原女考(2009.10)

物集女では失敗しましたので、今度は大原女です。
山城国大原(京都府京都市左京区大原)の女が

薪を頭に載せて京の都で売ることをさす。

行商たる販女(ひさめ)の一種。

はじめ大原女は炭を売っていた。

これは大原の地が炭の産地だったためである。

しかし鎌倉時代以降、京近隣の炭名産地は

山城国小野里に移った。

大原は薪で有名となり、大原女も薪を売り歩くようになった。

その風俗は、島田髷に手拭を被り、薪を頭上に載せ、

鉄漿をつけ、紺の筒袖で白はばきを前で合わせ、

二本鼻緒の草鞋を履いている。

今でも観光としてあるようです。

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