2009年12月2日水曜日

数の単位考(2009.9)

数の単位、小さい方から大きい方へ。

一、十、百、千、万、億、兆、京、垓、秭、穣、溝、澗、正、載、

極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数(計21種)

兆まではみんな知っていますね。漢字圏の最大の数は無量大数

恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数ってなんだろう。

以前から気になっていたので調べてみました。



恒河沙(ごうがしゃ)
一般的には10の52乗を指すが、10の56乗とする人もいる。

仏教用語である。「恒河」はガンジス川を

意味する梵語"Ganga"を音訳したものである。

すなわち、「恒河沙」とはガンジス川にある無数の砂

の意味であり、もともと無限の

数量の例えとして仏典で用いられていた。



阿僧祇(あそうぎ)
日本では一般的に10の56乗を指すが、10の64乗とする人もいる。

元は仏教用語で、梵語の"asamkhya"を音訳した

「数えることができない」の意味である。

仏典では、成仏するまでに必要な時間の長さである

「三阿僧祇劫」という形で用いられることが多い。



那由他(なゆた 那由多とも)
一般的には10の60乗を指すが、10の72乗とする人もいる。

元は仏教用語で、梵語の"nayuta"を音訳した、

「極めて大きな数量」の意味である。法華経の

「化城喩品(けじょうゆほん)」や「如来寿量品(にょらいじゅりょうほん)」

などに、「五百四十万億那由他劫、大通智勝仏の寿命は

五百四十万億那由他劫」「百千万億那由他阿僧祇劫、

百千万億那由他阿僧祇劫の時間」といったような用例が見られる。



不可思議(ふかしぎ)
一般的には10の64乗を指すが、10の80乗とする人もいる。

元は仏教用語で、仏の智慧や神通力が、それを思い測ったり

言葉で言い表したりすることができないということを指す。

そこから転じて、常識では理解できない様や、

異様な様の意味となった。

不思議(ふしぎ)は不可思議を略したものである。

思ったり、議論したりすることが不可なほど大きい数字、

ということから名づけられた。



無量大数(むりょうたいすう)
一般的には10の68乗を指すが、10の88乗とする人もいる。

漢字文化圏において名前がついている最大のものである。



抜粋すると

恒河沙(ごうがしゃ)
ガンジス川にある無数の砂

阿僧祇(あそうぎ)
数えることができない

那由他(なゆた)
極めて大きな数量

不可思議(ふかしぎ)
仏の智慧や神通力が、それを思い測ったり

言葉で言い表したりできない

無量大数(むりょうたいすう)
最大のもの


なんか漢字圏の方が
ロマンがありますね。

実際(兆)以上は使わないでしょうし

日本国の予算本年度は10京円になります、

なんてこともならないでしょう。

世界統合で日本円がドルになったりして、、、、、

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