今の日本は人を育てるという環境にはない。
人を育てるには長い時間と忍耐が必要となる。
これが待てない。
育てるのは面倒くさい、楽な方に流れる。
育てるだけの知識もない。
また育ててもらう人にも大きな問題もある。
真面目にやらない、楽な方に流れる。
困難な壁を5つくらい乗り越えないと
育てる方も、育ててもらう方も成長しない。
これがなかなかできない。
共に地道な作業だから
癇癪(かんしゃく)を起こせばそれまでのもの。
昔は配管屋に弟子入りして20年、
一通りの事が出来るようになって初めて
親方が暖簾をわけて、一本立ちを祝った。
暖簾をわけるとは、お客と道具をわけ与えたということ。
今は2、3年したら親方と喧嘩別れをして
一人前の顔をして行くものだから見ていて
危なっかしい職人も数多い。
現場の監督も職人も【辛抱が足らん】のが第一の理由やな。
0 件のコメント:
コメントを投稿