2015年2月14日土曜日

育てる(2015.2)

今の日本は人を育てるという環境にはない。

人を育てるには長い時間と忍耐が必要となる。

これが待てない。

育てるのは面倒くさい、楽な方に流れる。 

育てるだけの知識もない。

また育ててもらう人にも大きな問題もある。

真面目にやらない、楽な方に流れる。

困難な壁を5つくらい乗り越えないと

育てる方も、育ててもらう方も成長しない。

これがなかなかできない。 

共に地道な作業だから

癇癪(かんしゃく)を起こせばそれまでのもの。

昔は配管屋に弟子入りして20年、 

一通りの事が出来るようになって初めて

親方が暖簾をわけて、一本立ちを祝った。

暖簾をわけるとは、お客と道具をわけ与えたということ。

今は2、3年したら親方と喧嘩別れをして

一人前の顔をして行くものだから見ていて

危なっかしい職人も数多い。

現場の監督も職人も【辛抱が足らん】のが第一の理由やな。

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