福寿草(2015.2)

福寿草(ふくじゅそう)【キンポウゲ科・フクジュソウ属】

寒さが少し和(やわ)らいできたちょうど今ごろ、

 

福寿草は咲きます。

 

他の花に先駆けて一番に咲く。

 

もう少し暖かくなると他の花が一斉に咲くので

 

虫が自分のところにやって来るチャンスが減る。

 

だから一番に咲いて、虫を独り占めしようって作戦です。 

 

今日は気温が高いので花びらは満開ですが

 

気温が下がれば花びらは閉じて花の中に入ってきた虫が

 

寒くならないよう、サービスまでします。

 

長年、培(つちか)った遺伝でしょう。

 

超毒草です。

 

花は２週間程度で散って、次は葉っぱが伸びてきて、

 

葉っぱだけで夏まで元気にしています。 

 

２～８月、ずっと光合成をして来年のエネルギーを根に貯める。

 

根はゴボウのように１本まっすぐ延び３０㎝ぐらいの長さがある。

 

それにしても、福(ふく)、寿(ことぶき)、草っておめでたい名前です。

 

新春を祝うおめでたい花。