2019年1月9日水曜日

正圧(2019.1)

建物の中の1室を正圧に保ちたい。

正圧にすると外部から塵(ごみ)や埃(ほこり)が

入らなくなる。

塵(ごみ)や埃(ほこり)を嫌う部屋は正圧にします。

その目安は部屋の体積の10パ-セント以上の空気を

時間当たり外部から取り入れる。

例えば縦18m×横12m×高さ5mの部屋を

正圧にするには、

18m×12m×5m×0.1=108m3/h⇒

わかりやすく110m3/h程度の送風機を取り付ける。

ただし雨の日の相対湿度は55~60パ-セントになる。

湿度を嫌う部屋ではシリカゲル等の

湿気対策も必要となる。

正圧にする意味では同じことになる

ド-ム型屋根の大型建物、例えばド-ム球場の場合。

当然各所に開口、出入口があり

これを正圧に保つには

内部圧力を外部と比べて0.3パ-セント以上、

上げればよい。

0.3パ-セントとは外気は水中10m。

10m×0.3/100=3cm。

室内を30mmAqの圧力に保てばいいという事です。

もちろん非常時には扉は全開になる。

一度しぼんだ屋根を再び膨らませるのは

大工事になるので予備の送風機は何台も要ります。

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