まず、むな木の垂直を見て火打ちを入れます。
むな木とは棟木と書き、母屋と平行に取りつけられる、
屋根の一番高い位置にある部材です。
棟木を取りつけることを
上棟(ジョウトウ)あるいは棟上げ(ムネアゲ)と呼び、
建物の骨組みを組み終わるということで、
その日に上棟式を行って、工事の無事完了を祈ります。
上棟式は、やってませんが
火打ちが足らないので作ります。
32mmの刃先で深さ5mmほど穴を開ける
その穴をガイドにして
斜め45°に2cmほどの深さにドリルを入れる
この45°に開けた丸い32mmの円のところにワッシャ-が入ります
次に電池ドリルに木工用12mmのドリルを付けて
この穴は貫通します。
この穴に10mmのボルトが入る
一番天辺の左右の木材が棟木(むなぎ)です
頑丈に3つ火打ちを入れます
火打ちだらけになりましたが、しっかりしました。
屋根の波板のメンテナンスさえしっかりやれば
100年はもつ
火打ちの様子
火打ちの語源は火打石と火打金から来ています。
時代劇などで、ご主人が出かける時に
奥さんが頭の後ろで、
火打石と火打金を使って火花を出して、厄除けをします。
その火打金の形状が、三角形だったので、
隅に三角形ができることから「火打ち」と
呼ばれるようになりました。
和裁では袖下と脇の角に、ゆとりを出すためにつける
三角形の襠 (まち) や
羽織の背の縫い目の裂けた所につける三角形の布の
ことを「火打ち」と呼びます。
三角形の事が火打ち。
ここで昼。
時間のたつのは早い。
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