同時使用率の表も無い、配管の摩擦損失の表もないとき、
その場で電卓だけで、5分もあればわかる方法があります。
下図のようにタンク下りで元の弁から順番に
大便器(フラッシュ弁)が2個、小便器が3個、洗面器が2個が
繋(つな)がっている。
その給水管の口径を求める
D;大きい方の管径、
d;小さい方の管径。
これは大きい方の管径が小さい方の管径の
何個分かを計算する式です。
大便器の管径はφ25、小便器の管径はφ13、
洗面器の管径はφ13。
一番小さい管径はφ13です。
φ13を1と考え図に書き込みます。
洗面器、小便器は1です。
大便器は25÷13=1.923⇒
これを5回掛けると26.3⇒
26.3のルートは⇒5.13
大便器1個で小便器や洗面器の5.13倍の水を使うというわけです。
次に管径φ50、φ40、φ32、φ25、φ20の管が
φ13の管をどれだけ担当可能かを計算します。
同じように50÷13から開始して、
φ50⇒26.2、φ40⇒16.6、φ32⇒9.5、φ25⇒5.13、
φ20⇒2.9。
①~②間の担当している数字を足すと
5.13+5.13+1+1+1+1+1=15.26。
さて15.26は先ほど計算した結果
φ40⇒16.6、φ32⇒9.5と見比べてみると
φ40⇒16.6、φ32⇒9.5の間の数字であるから
このばあい管径はφ40となります。
次に②~③の配管が担当している数字は10.13。
φ40⇒16.6、φ32⇒9.5の間の数字であるから
このばあい管径はφ40となります。
同じようにして求めたものが最初の図のようになります。
これくらいならば電卓片手に5分もかかりません。
式を1個覚えておくだけ。
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