運命と宿命(2013.12)

辞書を引くと、

運命、人間の意思を越えた力により幸福・不幸が定まった状態。

宿命、生まれる前から持っている定まった運命。

宿命は遺伝子情報に書いてあること。

情報に書いてあることは書き換えできない、

自分の意思では全く変えられない不可能なこと。 

超貧乏な家に生まれてしまった、

大金持ちの家に生まれてしまった。

これらは変えられませんね。

昔は鍛冶屋に生まれたら鍛冶屋になる、

桶屋に生まれたら桶屋になる。これらも宿命でした。 

これに対して運命は人間の意思を越えた力により

幸福・不幸が定まるとありますが

時流に乗ったり考え方ひとつで、

つまり意思の力で変えられるものである。 

宿命は生まれた瞬間に定まっている事柄で

年齢が小さいときだけはたらくもの。

運命は人間が意思の力を持ってくる

小学校高学年以降は変えられるもの。

人間は宿命、運命、意命で生きていく。