最近、蒸気配管はトンと見かけなくなった。
20年前まではちょくちょくありましたが。
使用するのは黒ガス管。
施工はねじ込みでも溶接でもどちらでもかまわない。
温度は100~150℃になるから配管の伸縮には気を付ける必要がある。
鉄は温度差100℃で1m当り1.18mm伸びる。
冬場外気0℃の時150℃の蒸気を通すと温度差は150℃。
30mの配管は30×1.18×150÷100=53.1mm伸びる。
しっかり固定すると配管が折れるので
伸縮継ぎ手を入れて伸びを吸収する。
配管は一般的に蒸気の進む方向に下がり勾配。
枝管は最低でも3曲がりで分岐をする。
工場や大規模病院では今でも蒸気設備は行われている。
運ぶ熱量が多いので配管が細くて済むメリットがある。
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