2013年12月4日水曜日

蒸気配管(2013.12)

最近、蒸気配管はトンと見かけなくなった。

20年前まではちょくちょくありましたが。

使用するのは黒ガス管。 

施工はねじ込みでも溶接でもどちらでもかまわない。

温度は100~150℃になるから配管の伸縮には気を付ける必要がある。 

鉄は温度差100℃で1m当り1.18mm伸びる。

冬場外気0℃の時150℃の蒸気を通すと温度差は150℃。

30mの配管は30×1.18×150÷100=53.1mm伸びる。

しっかり固定すると配管が折れるので

伸縮継ぎ手を入れて伸びを吸収する。

配管は一般的に蒸気の進む方向に下がり勾配。 

枝管は最低でも3曲がりで分岐をする。

工場や大規模病院では今でも蒸気設備は行われている。

運ぶ熱量が多いので配管が細くて済むメリットがある。

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