2013年12月9日月曜日

損得(2013.12)

昔からの諺(ことわざ)に【損して徳取れ】と言うのがあります。

当初の投資が大きいからと言って

早く回収しようと焦って値段を高くしても売れないから

結局損をする。 

良いものを作り良いものを仕入れて安く売れば

顧客も増えて最終的に大きな利益を得ることになるという意味です。 

失敗を許さないほど追い詰められた現代日本では

【損して徳取れ】は、なかなか受け入れられない。 

なぜなら損は失敗だと見なすからです。

すべての場合、仕事は会社の力でやりますが、

会社の力とは人間の力です。

人間の力を伸ばすのは、 

損をしないとつまり失敗をして伸ばしていくからです。

損ができない場合、人間の力は伸びません。 

長い目で見ると気がつけば日本は最貧国になっている。

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