2011年3月12日土曜日

骨組み(2011.3)

長らく大工さんが伝えてきた木造家屋の骨組みですが、

その中心はほぞ昔の大工さんは釘や金物を使わずに

ほぞだけで骨組みを組み立ててしまいます。

現在は金物とボルトナットで組み立てていきます。

金属を使うと強いように思いますが、

木が痩せると緩む(ゆるむ)、金属は錆びる(さびる)。

ではほぞだけで家が作れるかというと、

現在できる大工さんは数少ない。

ほぞと金属を組み合わせてどちらの良い特徴をとらまえて

作るといいんですが、金属は便利なもので、

ほぞで手を抜いてもとりあえずは家は建てられます。

最近見栄えはいいが金属だけの家が多い。

ほぞは長年の歴史の中で作られた技法です、

まさしく芸術今の家はまやかしが多いことは、みんなは知らない。

見栄えだけで評価するのは、ここにも。

0 件のコメント:

コメントを投稿