2010年8月19日木曜日

あいまい(2010.8)

きっちりした性格で、

こつこつ積み上げる作業を平気でこなす日本人は

今までの工業製品の改良には大きな力を発揮してきました。

ロータリーエンジン、トンネル工事、長大橋工事、、、、、

でもこの性格が災いして、

曖昧な物を作るということは日本人には全く向いていない。

例えば翻訳機。会話は膨大な情報の塊。

脳は瞬時に要旨をつかみ取りますが、

開発者はきちっきちっと全数検索を掛ける方向から

アタックするからその分析量は無限大になり、

いかにコンピューターといえども対応できず

開発は進みにくい。

少しくらいおかしな会話でもいいのに

日本人はこれが我慢できない。

例えば画像検索。

形はどうだ、色はどうだ、配分はどうだ、

細かく分析する物だから時間がかかって

しかも同じ物を引き出せない。

曖昧なところからアタックして引き出す行為が日本人は苦手。

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