2011年6月29日水曜日

鉄の棒(2011.6)

ここに10mの鉄の棒があります。

一方の端を持ちぐいと押す。

もう一方の端は瞬時に動く当たり前と思っていますね。

鉄の中を伝わる音の速度は6,000m/秒、

音の速度とは変形が伝わっていく速さです。

鉄の棒を6,000mにすると、一方の端を持ちぐいと押すと

もう一方の端は1秒後に動く。

この棒を60,000mにすると10秒後に動く、

けっして同時に動くわけではありません。

棒が短いと、人間には、その時間差を検出できませんから、

左端と右端は同時に動いていると判断してしまいます。

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