2011年6月25日土曜日

葉っぱ(2011.6)

木の葉っぱ、光合成を行うために気孔を開く、と水分が蒸発する。


水分が蒸発するから根から水を吸い上げる。


日照りで水が不足すると、気孔を閉じて水の蒸発を抑える。


いよいよ水分が少なくなると、


葉っぱが萎(しお)れて太陽に当たる面積を減らして、


雨が振るのをじっと待つ。


これを繰り返して年月を過ごしていく。


冬になると葉っぱは紅葉して、地面に落ちる。


地面に落ちると微生物が葉っぱを食べて暮らす、


また葉っぱの下には数多くの虫が住み、


それを目当てに小動物が集まり、糞をする。


虫の死骸、糞、葉っぱが混ざり堆肥となり、


雨に含まれる窒素分とで木の養分になり、


また来年の木の成長へとつながる。


木が成長して二酸化炭素を吸って酸素を出し、


動物が生きていける。


つまりこの地球がやっていけるのは葉っぱの力があるからです。


ただ木はあまり大きくなると、つまり老木になると、


自分が生きて行くためだけの光合成しかしなくなるので、


酸素を出さなくなってしまう。


大きな木があるから酸素を出していると思うのは間違い。


積極的に木を切って、


若い木を育てていかないと酸素を出し続けることは出来ない。


森は人間が適度に入っていける間隔に切って切っていかないと


死んだ森になる。里山とはそういう事です。


しかし里山を利用しての生活では無くなっているので、


昨今の山をよく見ると、


本来広葉樹のあるべきところに竹が侵食している。


竹は伸びるのが早く、


早いということは太陽が地面に届かないので、


広葉樹を殺してしまう。


外出したら一度、山を見てください。竹が山を侵食し、


死んでいる、、、、、

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