2011年6月23日木曜日

マニュアル(2011.6)

マニュアル、日本語でいうと説明書。


機械・道具・アプリケーションなどの


使用説明書。取扱説明書。手引き書。


作業の手順などを体系的にまとめた冊子の類。


マニュアルが正しいんだ、マニュアルこそ全てだ、


マニュアル万歳というところに日本の悲劇がある。


マニュアルに書いていないことには何の対応もできない。


とくに緊急時はクソ紙。


現代は勉強不足の時代、ベテランが居ない時代。


ベテランがすることをマニュアルに反映して、


誰がやっても同じようなことができるようにマニュアルがあるんだ、


だから作れよ~って命令してくる部門は


仕事がわかっていないからマニュアルは作れない。


実際マニュアルを作る部門は昔のように


仕事がわかっていないから間違ったマニュアルを、


つくれと言われているから仕方無しに作っている。


ちゃんとしたマニュアルを作る技術、知識はないから、


細々と1分起きに、もっともらしい手順を延々と書き、


それを見た上のものは書類としてよく出来ているということで


オーケーオーケー。


で、実際に使ってみると糞の役にも立たないことを分かっているけど


こんなもんあかんやんなってみんな言いながら。


狐と狸の化かし合い、


書類を作るのに大部分の力を使い、


実際の現場はむっちゃくっちゃ。


勉強する時間がないから技術はわからない設備屋が


どんどん増殖し、職人の力でなんとかかんとか仕事は終わる。


仕事は終わるが管理は出来ていない、けど終わるから出来たつもり。


自分なりに納得し、


よしこれなら20年はもつという確信がないまま仕事は終わる。


いや、確信どころか


表面上綺麗にペンキが塗れたから出来た~と思っているだけ。


こうしてマニュアル偏重主義は蔓延し、


本当に分かっている人間はどんどん減り続け、


一人二人の知っている人が頼りの大変な会社になって


しまいつつある事を


心ある人は笑いながら傍観している。


こうして地球温暖化に寄与する膨大な無駄書類は増え続け、


地球温暖化がどうのこうのということは掛け声だけで、


まったく反対のことをしている企業群も


結局目が見えていないというところか。


これはその部門だけの人間の保身のためだけの書類。


これをやめないと世界にはどんどん負ける。


結果、日本は最貧国。わっはっはっは~しらん。

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