知りたがる(2015.8)

実際に仕事をする部門と

その仕事をする部門を外から眺(なが)めたり
許可を与える部門がある。

外から眺める部門が知りたい知りたいってのが最近増えた。

実際に仕事をする部門が

何をするのか知っておかないと何かあった時に、

何をやっているのかも知らないのかと非難されるから

知りたい知りたいってなったわけです。

一つ一つの手続きが複雑怪奇になり

実際に仕事をする部門の仕事量が増えてしまった。

負荷が１．５倍増。

それと外から眺める部門が

仕事をしているふりをする必要があるから

実際に仕事をする部門の手続きに重みを出さないといけない。

ハンコハンコを強要するようになる。

行ったり来たりで時間ばかりが過ぎてしまう。

実際に仕事をする部門はその隙間をぬって、

神業的な仕事で現場を進める。

事故が起こる一歩手前のギリギリセーフの連続。

ギリギリセーフの連続のところにもってきて

実際に仕事をする部門の中の知りたい知りたい部門が

証拠を残そうと書類書類書類を強要する。

これがものすごい負荷となる。

実際に仕事をする部門は

ただでさえ神業的な仕事で現場を進めているところに

書類が加わるから

宇宙神仏技的な仕事をしてなんとかこなしている。

宇宙神仏技的な仕事とは

寝る時間以外は仕事をしているということや。

もうしばらくすると実際に仕事をする部門から

蜘蛛の子を散らすように人々が一斉に逃げ出す。

それも逃げ出すのは実際に仕事をする優秀な人々から。