演歌(2015.8)
演じる歌と書いて演歌。
艷歌と言う人もいれば、恨歌と言う人もいる。
いずれも歌の内容からからきているんでしょう。
世を拗(す)ね、恨(うら)み、男女の恋愛ものが中心。
キーワードは【どうせ私なんか】【どうせ俺なんか】の
【どうせ】。
どうせだめなんだ、拗ねて世の片隅でひっそりと生きて行く。
昭和の貧乏な時代にはぴったりな
マイナー音階の悲哀たっぷりの内容です。
さて時は流れて平成。
飽食の時代、そこそこ働けばそこそこスイーツも食える。
温泉に入って贅沢した~
生活が手に入ると演歌はあまり流行らなくなった。
今時、【貧しさに負けた】【世間に負けた】【親父の形見】、
こんなことを歌っても共感を得ることはない。
飽食で、なんでもお金で解決。
どうせ私なんかっていう時代ではないから
演歌は実感として耳に入らない。
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