2014年7月25日金曜日

手バツリ(2014.7)

昔は今のようにダイヤモンドカッターはありません。

電気やエアーのハツリ機はありました。

壁はバリバリバリ~っとハツって穴を開ける。

壁や床は機械でハツっても良いけれど、 

梁はあかんでと建築屋に言われていました。

梁は昔から痛めてはいけないものだったんです。 

ある日どうしても梁に穴を開けないといけない。 

建築屋に相談したら【手ばつり】

何~手で? 

手だと振動が少ないから他を痛めない。

このために昔は手ばつりの職人が居た。

建築に頼んでもらって30㎝の厚みの梁に、7㎝の穴を開ける。 

来た手ばつり屋さんは70代。

以外と早い。

よし俺にもやらせて。

競争したけれどぶっちぎりの負け。

体力ではなく技術なんやってわかりました。

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