2019年6月26日水曜日

鍾馗様(2019.6)

鍾馗様

家の守り神。

魔除けとして京都市内の家の瓦の上に

据えてあるのをよく見かける。

中国、唐の終南山に錘馗という青年が住んでいました。

彼は都へ出て、試験を受け

見事トップ合格して状元という称号を受けます。

ところが、髭面 で大男の彼は人相がとっても悪く、

謁見した玄宗皇帝に怖がられ、

状元の称号を取り消されてしまいます。

絶望した錘馗は自殺してしまう。

神様となって大切に祀られることになります。

その後、玄宗皇帝はマラリアにかかり、病の床につきます。

皇帝は、自分に取り憑く多くの悪鬼を鍾馗様が

現れて退治する夢を見ます。

夢からさめた皇帝は、病気が全快していました。

皇帝は自分の短慮を深く後悔し、

自分の命を救ってくれた錘馗を今後は神として定め、

祀ることにしました。

以降錘馗様は、受験の神様・疫病除けの神として

祀られるようになります。 

京都の町屋は写真のように家と家の間に隙間がなく

密集している。

道路に面した玄関上の屋根に瓦製の鍾馗様が乗せてある。

普通に見られる光景です。


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