鍾馗様
家の守り神。
魔除けとして京都市内の家の瓦の上に
据えてあるのをよく見かける。
中国、唐の終南山に錘馗という青年が住んでいました。
彼は都へ出て、試験を受け
見事トップ合格して状元という称号を受けます。
ところが、髭面 で大男の彼は人相がとっても悪く、
謁見した玄宗皇帝に怖がられ、
状元の称号を取り消されてしまいます。
絶望した錘馗は自殺してしまう。
神様となって大切に祀られることになります。
その後、玄宗皇帝はマラリアにかかり、病の床につきます。
皇帝は、自分に取り憑く多くの悪鬼を鍾馗様が
現れて退治する夢を見ます。
夢からさめた皇帝は、病気が全快していました。
皇帝は自分の短慮を深く後悔し、
自分の命を救ってくれた錘馗を今後は神として定め、
祀ることにしました。
以降錘馗様は、受験の神様・疫病除けの神として
祀られるようになります。
京都の町屋は写真のように家と家の間に隙間がなく
密集している。
道路に面した玄関上の屋根に瓦製の鍾馗様が乗せてある。
普通に見られる光景です。
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