2018年5月10日木曜日

言葉の誤解(2018.5)

言葉の誤解ということがある。

この書類を廃棄してもいいでしょうか。

【いいです】

この場合書類を廃棄してもよろしいですという肯定の意味ともとれるし、

けっこうですという否定の意味とも取れる。

【書類を廃棄しもらってもよろしいです】か

【書類を廃棄しもらったら困ります】

とはっきり言わないとまずい。

その後の相手の動きが逆になることがある。

書類ならどうでもいいようだが

医者と患者の場合は困る。

この壊疽を直すには腕を切り落とす必要があります。

【いいです】

医者は切り落としても良いと受け取る。

患者は結構ですと言っている。

【来ちゃった】

関東、山口県の言葉。

来なさったという尊敬語。

若いときに現場の応援に職人を派遣したことがある。

朝はやく行ったはずなのにぷりぷり怒りながら帰ってきた。

【どうしたん】

(せっかく行ったのに、来ちゃったって言われたんや。
頭にきて、それなら帰るわと言って帰ってきたんや)

【それで帰ってきたんか】

(そうや)

【来ちゃったってよく来てくださったという言葉やで。
相手の監督は関東か山口出身と違うか】

関西人は来ちゃったと言われると、

もう来なくてもいいと思ってきたのに来てしまったんか

と受け取る場合がある。

言葉の違いによりまったく違う取り方になる。

済んでしまったことはどうしようもない。

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