2018年5月14日月曜日

コイルを編む(2018.5)

曲げたコイルを編みます。

編む理由は二つあります。

ひとつは、機械でコイルを曲げていないので

コイルの隙間(すきま)が広かったり狭かったり、

くっついたりバラバラ。

広いのはまだいいのですがくっついていると熱交換が悪い。

それをほぼ統一します。

でも人間の力では限界があるので

まずまずのところまで一定にします。

もう一つの理由は熱交換のコイルを入れる缶体から

コイルを均等に浮かせる(離す)ために微調整するため。

耐用年数から考えるとステンレス製の針金が

いいのでしょうが、

異種金属だと接触腐食が起こるので銅線にします。

さてこの銅線、ホームセンターに行くと恐ろしく高い。

そこで銅線を作ることにします。

使っていないVAの電線
直径2mmの被覆をむいて作ります。

長さ3.5mに切ったものをたくさん作ります


この電線で銅管コイルを編む
銅線2本を一組に編んでいく。

編み物で言うとメリヤス編み。

軍手、靴下、下着の編み方。

伸縮性に優れている。

人間の力では銅管は伸び縮みはしませんが、

温度では簡単に伸びる。

銅管は温度差100℃で1m当たり1.88mm伸びる。

温度差80℃で30mの銅管は28.3mm伸びるので

伸縮性のある編み方で編んでいきます。

言っても銅線、編むにはけっこうな力が要ります。

1本ずつ全身を使って引っ張るとなんとか寄ってくる 
計4カ所銅線で編む。

この辺りになると手の力はだいぶ少なくなっている。

これ以上編むと手が攣って(つって)くる。

年齢かな 
左編んだもの、右未施工。

なんとなく左の方が熱交換がよさそうです 
ちょっと今、指が攣っている。

く~

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