ゴホンと言えば龍角散。
生薬で随分昔からあります。
アルミの薄い金属容器に入っていて
歴史を感じる
一回に付属の匙(さじ)に山盛りいっぱい
さて問題はこの付属の匙(さじ)
底に3つの穴が開いている。
粉をすくっても不思議と穴からは落ちない。
効果はメーカー曰(いわ)く
粉体力学を用いて開発したさじは、3つの穴により、
力の均衡がくずれ、
逆さにしたときにサッと粉末が落ちる。
今までの匙は穴がなかったから
匙の内壁や粉末粒子の付着により “力の均衡”が生じ、
さじに付着する。
長さ4cm程度のこの小さな匙が
【粉体力学】という高尚(こうしょう)な学問により
成り立っている。
【粉体力学】とは粉体は主に固体を細かくしたもので、
化学工業など工学の様々な分野で用いられている。
生産工程において付着、飛散、閉塞などの
トラブルが発生しやすい。
そのため粉体の機能性や操作性を向上させるための
製造方法、操作方法が研究課題となっている。
CADで図面を書き【粉体力学】により3つの穴により
力の均衡がくずれるところを計算し穴の大きさ位置を
決定する。
粉が落ちにくいことを改善しなさいと命じられた
担当者は面白かったやろうな。
会社の金で遊べるんだもの。
おそらくかかった時間は3ヶ月。
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