2016年5月27日金曜日

若者(2016.5)

育ってきた環境。

小さい時からなんでも欲するものは買ってもらえた。

親は金があるから暇がある。

子供にかまけて、ことあるごとに口出し、

何でも代わりにやってしまう。

あ~ら○○ちゃん、お帰り。

お菓子は机の上に置いてあるわよ。

サンキュー、この時○○ちゃんは40歳。

当然反抗期は無い。

普通反抗期は小学生の高学年から中学生の辺り。

人間の寿命が延びたが、

成長も昔より間延びしただけで、

意識は昔の人と何ら変わりはない。

この40代で反抗期が始まると恐ろしい。

親殺し。

親がかまって育てているから何もせずとも生きてきた。

自ら何をすることもない。

結果として自らは何もできない。

ロボットのように命令がないと体が動かない。

例えばここに重さ10キログラムの品物が100個あり、

20m離れたところに持って行くとする。

昔の人間は誰かが持って運んでいればすぐに手が出る。

当然何も言われなくとも荷物を運ぶ。

今の若者は【この品物をあそこに運ぶから手伝ってくれ】

と言えば手伝う。

言わなければボーッと立っているだけで

運び終わるまで1時間、見ている。

若者にすることがない、する方法もわからない。

自ら動けない。

いわゆる客車、機関車ではない。

では命令すればいいんやな。

あれこれをしてくれ、これをしてくれ。

嫌ならぷいと居なくなる。

なんなんや。

会社の上司が部下に命令する。

聞かない場合もある、

一応聞くが自分の尺度に合わないとやらない。

なんなんや。

難しい時代に難しい人間の集まりになってきた。

何かあれば指示がないと死ぬな。

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