街路樹の枝が突然折れる。
根の付近から折れて倒れる。
下敷きになり怪我をする。
これは当たり前の現象です。
木の枝が電線に引っ掛かる、邪魔だ、
落ち葉の掃除にお金がかかるから先に枝を切ってしまえ。
いろんな理由で枝を切る。
落ち葉のシーズンの前に枝を切るものだから、
当然、呼吸するための今使っている葉っぱも切り落とす。
木は呼吸が苦しいから幹や根の付近から細い枝を出し葉っぱを付ける。
都会で幹から葉っぱがいっぱい出ている木を見かけたら
木が苦しがっているということです。
こういう木は危ない。
木は呼吸が苦しいと判断すると太い枝の幹の部分を腐らせ
枝を落とし、今ある葉っぱの数で生きていけるように調整する。
枝が突然折れて怪我をするのはこういう流れなんです。
好況なときはお金がいっぱいあるから
できるだけ大きな木を植えて葉っぱの掃除の仕事が増えたら
役人も植木屋も潤う。
こういう理由で30mにもなる銀杏(いちょう)、欅(けやき)が植えられた。
今さら根本から切ると可愛そうだと住民が抗議するし、
葉っぱは掃除しろといってくるし、
枝は言えば切ってくれるもんだと住民は刷り込まれているし、
切って低い木に植え替えると予算の無駄遣いと責められる。
理由を言えば役人も植木屋も儲かるようにやっていたのが
バレる。
役所は八方塞がり。
3~5mの針葉樹を植えればよかったのよ。
これならほとんど手間はかからない。