人の美意識はどこにあるのだろうか。
例えば都会の歩道。
隙間なく敷き詰められた石畳、
人造石より天然石ならば、より落ち着く。
車道と歩道の境はコンクリートまたは石の仕切りでハッキリと区分けされ、
ガードレールのような無粋なものでなく茶色の手すり。
植え込みは直線または曲線の刈り込みがなされ、
周辺の家は昔の板塀(へい)。
歩道は掃除が行き届いていて、塵(ちり)ひとつ落ちていない。
すこし湿っていればなお趣(おもむき)がある。
こうして考えてみると、
人間は規則性のあるものに美意識を感じている。
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