2013年10月23日水曜日

人の美意識(2013.10)

人の美意識はどこにあるのだろうか。

例えば都会の歩道。

隙間なく敷き詰められた石畳、

人造石より天然石ならば、より落ち着く。

車道と歩道の境はコンクリートまたは石の仕切りでハッキリと区分けされ、

ガードレールのような無粋なものでなく茶色の手すり。

植え込みは直線または曲線の刈り込みがなされ、

周辺の家は昔の板塀(へい)。

歩道は掃除が行き届いていて、塵(ちり)ひとつ落ちていない。

すこし湿っていればなお趣(おもむき)がある。

こうして考えてみると、

人間は規則性のあるものに美意識を感じている。

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