2014年1月7日火曜日

釣瓶落とし(2014.1)

今日(こんにち)、

釣瓶落とし(つるべおとし)と言っても釣瓶(つるべ)を知らないから

若い世代には通じなくなっている。

水道がない昔、我々の子供の頃は各家庭に井戸があり、

井戸の水を汲むのに桶(おけ)が2個鎖で繋(つな)いで

滑車にかけられていて、桶を井戸に下ろして水を汲んでいた。 

その装置全体を釣瓶と呼んでいた。 

手を滑らせて桶を落とすと

桶はあっという間に井戸の底に落下していった。 

そこから形容して

秋の夕方はあっという間に暗くなるから

秋の夜は釣瓶落としや、なんて言っていた。 

また京都では大木の木下を通るときに、

いきなり妖怪【釣瓶落とし】が落ちてくる。

だから木を切るときには山や土地や木の神に

許しを乞(こ)うてから木を切る風習がある。

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