2014年1月5日日曜日

つばき油(2014.1)

つばき油は

椿の種を搾(しぼ)って、出た油を集めたもの。

食用油、化粧品、ディーゼル代用油として使える。

最近は他の油が安くて大量に供給されるのと、 

椿油を知らない世代が増えたので販路が狭まばり、 

作り手も高齢化で売っているのが珍しい。

この小さい100CCの小瓶で1,000円もする。 

珍しいからついつい買ってしまった。 

昔は純正のツバキを使った油は【ツバキ油】と表記し、 

サザンカの種から作った場合と混ぜて作った場合は【椿油】又は【つばき油】と表記する。

この写真の場合は【つばき油】の表記があるから

サザンカの種からか又は混ぜ物かと思いきや、 

純正とも書いてある。 

純正ならばツバキが使用されているかと思うが、ややこしい限り。

昔の表記の約束ごとが反故になっているのでしょう。

平仮名の、【つばき】の方がそれらしいから【つばき油】と書き、 

表記に外れるから【純正】と追記して念押ししている形である。

じゃあどうなんだと言われても、

【純正、つばき油】ならば【ツバキ油】の表記のほうが正しいから、

よくわからない。 

麦で作らず米で作ったビールの感覚である。 

米で作ったビールで育った世代が

麦で作ったビールを偽物だと言うようなもので、

偽物と本物の基準は時代と共に変わる。

個人的にはツバキもサザンカも似たような物で

サザンカだから偽物だとは思わない。

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