つばき油は
椿の種を搾(しぼ)って、出た油を集めたもの。
食用油、化粧品、ディーゼル代用油として使える。
最近は他の油が安くて大量に供給されるのと、
椿油を知らない世代が増えたので販路が狭まばり、
作り手も高齢化で売っているのが珍しい。
この小さい100CCの小瓶で1,000円もする。
珍しいからついつい買ってしまった。
昔は純正のツバキを使った油は【ツバキ油】と表記し、
サザンカの種から作った場合と混ぜて作った場合は【椿油】又は【つばき油】と表記する。
この写真の場合は【つばき油】の表記があるから
サザンカの種からか又は混ぜ物かと思いきや、
純正とも書いてある。
純正ならばツバキが使用されているかと思うが、ややこしい限り。
昔の表記の約束ごとが反故になっているのでしょう。
平仮名の、【つばき】の方がそれらしいから【つばき油】と書き、
表記に外れるから【純正】と追記して念押ししている形である。
じゃあどうなんだと言われても、
【純正、つばき油】ならば【ツバキ油】の表記のほうが正しいから、
よくわからない。
麦で作らず米で作ったビールの感覚である。
米で作ったビールで育った世代が
麦で作ったビールを偽物だと言うようなもので、
偽物と本物の基準は時代と共に変わる。
個人的にはツバキもサザンカも似たような物で
サザンカだから偽物だとは思わない。
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