2011年4月13日水曜日

定年間近(2011.4)

定年間近になると、


問題が出てくることと良いことと両方現れてくる。


走れないから、ゆっくり歩く。


飛べないから、遠回りをする。


登れないから、回り道をする。


記憶が飛ぶから、同じことで何回も確認する。


面倒なことが面倒でなくなる。


その日の仕事は、その日に終わるようになる、

明日がないかもしれないから。


聞こえないふりが自然にできる。


目が悪くなり、虫眼鏡を常用する。


体が硬くなり、狭いところで足が曲がらないから引っかかる。


誰とでも家族のように話ができる。


予想が結構当たる。誰々さんがどこで何をしているか、

何を聞きたいか予想がつく。


遠回りが苦にならない。


効率を求めなくなる。


追い越されても腹が立たない、道はどんどん譲れる。


並んで待つのは苦にならない、何時間でも。


食堂でゴキブリが入っていても、摘まんで出してあと食べられる。


食べ物はとにかくまずくても、腐っている以外は食べてしまう。


神経がぼけるのか、フィルターに火をつけても吸ってしまう。


鼻がボケるから浄化槽の中でも大丈夫、飯が食える。


ビールよりジュースより、水がうまい。


あっいま血管が詰まったというのがわかる、しびれるから。


釘を踏んでもあまり痛くない。


傷が膿まない、膿んだらカッターで切って終わり。


懸垂ができない。


腹筋運動ができない。


45℃の風呂でも入れる。


疲れても延々と作業ができる、急な作業は無理。


50キログラムの荷物は、5キロずつ運べる、回数は平気。


根気のいる仕事でも放らない。


良いような悪いような。

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