龍と竜、どちらも同じ意味。字としては「竜」の方が古い。
中国神話の生物。
角は鹿、頭は駱駝(らくだ)、眼は鬼、体は大蛇、
腹は蜃(しんとは、蜃気楼を作り出すといわれる伝説の生物)、
背中の鱗は鯉(こい)、爪は鷹(たか)、掌は虎、耳は牛。
口辺に長髯(ひげ)、喉下には一尺四方の逆鱗、顎下に宝珠を持っている。
秋になると淵の中に潜み、春には天に昇る。
十二支(じゅうにし)の、
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥で唯一架空の生物で
辰として入っている。
この十二という考え方は方位を表し
子(北)・丑(北北東)・寅(北東)・卯(東)・辰(南東)・巳(南南東)
・午(南)・未(南南西)・申(南西)・酉(西)・戌(北西)・亥(北北西)
と割り当てられている。
この十二という考え方は
十二神将、十二天将、十二宮、黄道十二星座などにも見られる。
人間は昔から太陽と共に生活し
自然の不思議な現象は怪しげな現象として、
方位にまつわる言い伝えや物語としてまとめあげられていった。
科学一辺倒の現代には無い、ロマンがあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿