2010年11月4日木曜日

一回転(2010.11)

里山という言葉死語になりつつあります。

田舎から人が減り、老齢化し、里山の手入れが出来ない。

燃料が落ち葉や薪からガスになりますます手入れは行われない。

それが50年間続き、里山は死の森になりました。

日本の山は本来広葉樹がいっぱいありました。

その広葉樹を切り倒し、杉、檜を植え

針葉樹が巾をきかせるようになるとともに、

里山の手入れがされず相乗効果で

実のなるドングリ、シイの木などの熊、猪の食料が減り、

下草を刈らないから鹿の好きな草が減り、

杉を切らないから草が生えず、

また人間の食料がうまいことを知られてしまったため、

現在のように熊、猪、猿、鹿が集団で

街中に下りてくるようになったわけです。

時代が50年で一回転したわけです。

山の手入れをしない限り動物は食料を求めて、

これから毎年街中に出てきます。

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