水深10mで1気圧増える。
水深10mのところの水圧は、
水の圧力1気圧+大気圧1気圧=2気圧かかっています。
水深1,000mなら100+1=101気圧、約100気圧。
水深10,000mのマリアナ海溝では1,000気圧です。
深さ10mでは、1cm2という小さな面積に、
1kgもの力がはたらきます。
1m2は10,000cm2ですから10,000kg、つまり10トン。
体表面積の計算方法
(S:体表面積(cm2) W:体重(kg) H:身長(cm))
S=W^0.444×H^0.663×88.83。
体重70kg、身長170cmくらいの人で
体表面積は約1.8m2程度。
この人が10m潜ると18トンの力が体にかかります。
人間が地上で暮らしていても
大気圧1kg/cm2が常にかかっています。
常に18トンの力が体にかかります。
ではなぜ人は潰れないのか?
体の内側と外側の圧力が釣り合っているからです。
細胞は、細胞膜とその中身でできています。
細胞は、体液が細胞の内側と外側である程度自由に行き来でき、
細胞の外側の圧力が上がると、
体液がより圧力の低い細胞の内側に染み込んでいきます。
だから、細胞の内側の圧力も上がり、
外側と内側の圧力が釣り合い、細胞は押しつぶされずにすむわけです。
ただし急激に圧力を変えると(一気に潜って一気に水面に帰る)と
死にます。人間の体はうまくできています。
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