2010年4月3日土曜日

三途の川(2010.3)

死後7日目に閻魔様に会うために渡る川が三途の川です。

とにかく広い向こう岸は見えません。

三つの途みちがあるので三途の川 さんずのかわ といいます。

平安末期までは

善人は橋を渡る。 

罪の軽い悪人は浅瀬(水はひざ下まで)を渡る。

罪の重い悪人は深瀬(川の流は速く、波は山のように高く、

川上から岩石が流れ、川底には大蛇が潜む)を渡る。

平安末期以降は

善人は船(船賃は6文)に乗る。

罪の軽い悪人は浅瀬を渡る。

罪の重い悪人は深瀬を渡る。

どの書物を見ても川を渡る方法しか書いていません。

この三途の川を渡ると考えるからダメなんですね。

天国か地獄の選択しかないからダメなんです。

川ですから川の始まりと終わりがあります、

この川は天国から流れてきて、また天国に返ります。

ライフジャケットが必要ですね。

川を流れていけば天国に行けます。天国に行けなければ

途中下車して、一人暮らしですね。

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