2010年4月26日月曜日

108の煩悩(2010.4)

人間は108回の煩悩を持っている、

だから除夜の鐘はそれを打ち消すために108回突く。

では煩悩はなぜ108なのか。

これにはいろいろの考え方があります。

●一年に四苦八苦するので、四苦の4×9=36と八苦の8×9=72の合計で108。

●三つの世界で起こる六つの煩悩と六識との組み合わせで、3×6×6=108。

●三つの世界で起こる六識で感じる三つの結果と二つの程度で、3×6×3×2=108。

●1年は12ケ月、24節気、72候で、12+24+72=108。

なぜこんなにいろいろの考え方があるのか?

疑問に思うでしょう。

最初は一つだったと思うのですが、

各宗派でおんなじ事で説明するとけったくそ悪い。

縄張り争いです。しかし賢いことに

108は変えずにやっているので世間に知られず

日本全国おんなじなんだとみんなは思っている。

もっと言えばそんな由来はみんなどうでもいいのです。

寺を神社を守るお金も気持ちも薄れていく現代、

坊主も神主も大変です。

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