2010年4月5日月曜日

木を曲げる(2010.3)

タイコ橋もいよいよ佳境に入ってきました

最後の難関手すりです

木を曲げるということ。

まず木を曲げるとは、木は伸ばすことは出来ません

縮めることは出来ます。これが木の特性です。

曲げる内側を縮めているわけです、 外側は伸びません。

早く曲げるためには家具工場で行われているように

湿らせて温度を上げると一気に縮んで曲がります。

もしくは内側に細かく切り目を入れて曲げます。

切り目を入れるとみっともない、

では釜の中で蒸すもしくは大きな鍋の中で炊く、

これは設備が大きくなるので工場ならいざ知らず

われわれ一般では出来ません。

では100mm角の木を曲げるにはどうしたらいいか。

ずいぶん考えたのですが太い木は曲がりませんから

薄い板を曲げて1つにすることにしました、安直ですが。

まず巾100mmで厚さ20mmのバラ板を

真ん中で1ヶ所固定します


右と左


これにオモリを付けて自然に曲がるのを待ちます 両側で約40㎏、木は大いに迷惑でしょうが。重いやないか

という声が聞こえてきます。



これ以上曲げるとミシッミシッという音がします




自然の神様、太陽の熱と雨の湿りに期待して 原始的ですが、時間待ちです。途中で折れるか、曲がるか

さあてどうなるでしょうか。

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