2015年7月8日水曜日

ファジー(2015.7)

ファジー理論。

【1+1は2である】。

【2程度】ではない。

【ほぼ2】である、ではない。

正解は【2】。

世の中はこの基準で回っている。

ファジーとは、【彼は2時の約束に2時ちょっと前に来る】。

この、ちょっと前にがファジー。

曖昧(あいまい)なことをファジーと言う。

30分前なのか5分前なのか誰にもわからない。

車で約束の時間に着くように向かっている。

最近の車にはコンピューターが積んであり、

エンジンキーを入れる、

これでエンジンが回るわけではない。

エンジンを動かす準備ができた、

家電のスイッチみたいなものです。

変速をDに入れる、前に進む条件が整った。

アクセルを踏む。

このアクセルを踏む動作でコンピューターのソフトが判断して

燃料をエンジンに送り込む量を決める。

急いでいるときは深く踏み込む、

ソフトが判断して燃料をエンジンにより多く送り込む。

これもファジーな動作です。

【2時に約束】だけが決まったことで、

あとはすべてがファジーとなる。

ファジーを動かすにはifの連発になる。

高性能コンピューターと確かなifの洗い出しが必要となる。

いま流行りの自動運転。

見る目としてのカメラの前を蜂が横切った、

もし蜂が横切れば、こうする。

カメラのレンズが曇った、

もしレンズが曇ったら、こうする。

もしいたずらでカメラのレンズにガムテープを貼ったら、

ああする。

カメラにカメムシが止まったら、

そうする。

タラはif。

そうかそうすると【たらどうする】はifなんだ。

また書類が増えるな。

この世は【if】で進んでは、いかない。

なぜならifはコストがかかりすぎる。

ifは日本が破綻するまでのこと。

破綻をすれば【if】でも【スイーツ】でもなく【土】の世界。

土はifよりもファジー。

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