ファジー(2015.7)
ファジー理論。
【1+1は2である】。
【2程度】ではない。
【ほぼ2】である、ではない。
正解は【2】。
世の中はこの基準で回っている。
ファジーとは、【彼は2時の約束に2時ちょっと前に来る】。
この、ちょっと前にがファジー。
曖昧(あいまい)なことをファジーと言う。
30分前なのか5分前なのか誰にもわからない。
車で約束の時間に着くように向かっている。
最近の車にはコンピューターが積んであり、
エンジンキーを入れる、
これでエンジンが回るわけではない。
エンジンを動かす準備ができた、
家電のスイッチみたいなものです。
変速をDに入れる、前に進む条件が整った。
アクセルを踏む。
このアクセルを踏む動作でコンピューターのソフトが判断して
燃料をエンジンに送り込む量を決める。
急いでいるときは深く踏み込む、
ソフトが判断して燃料をエンジンにより多く送り込む。
これもファジーな動作です。
【2時に約束】だけが決まったことで、
あとはすべてがファジーとなる。
ファジーを動かすにはifの連発になる。
高性能コンピューターと確かなifの洗い出しが必要となる。
いま流行りの自動運転。
見る目としてのカメラの前を蜂が横切った、
もし蜂が横切れば、こうする。
カメラのレンズが曇った、
もしレンズが曇ったら、こうする。
もしいたずらでカメラのレンズにガムテープを貼ったら、
ああする。
カメラにカメムシが止まったら、
そうする。
タラはif。
そうかそうすると【たらどうする】はifなんだ。
また書類が増えるな。
この世は【if】で進んでは、いかない。
なぜならifはコストがかかりすぎる。
ifは日本が破綻するまでのこと。
破綻をすれば【if】でも【スイーツ】でもなく【土】の世界。
土はifよりもファジー。
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