2012年3月13日火曜日

加湿器(2012.2)

透質膜式の加湿器があります。

水のタンクから布に水を染みこます。

その染みこんだ布に風を当てて室内に吹き出す。

この加湿器の評判が意外と悪い、

室内空気の測定をすると相対湿度が40~70%必要であるのに25%くらいにしかならない。

どうしてか。

リモコンで60%にし、出てくる風を測定すると60%となっているから機器は正常に動いている。

加湿が必要な時期は冬。

冬の風を取り入れて布に風を当てて、その風に水分を含ませて室内に運ぶ。

冷たい風だから水を含む量は少ない。

水分を含んだ冷たい風が室内に入ると、室内の暖かい空気に混ざる。

この暖かい空気は水分を多く含むことができるので相対湿度が下がる。

(相対湿度とは、飽和水蒸気圧に対する水蒸気圧の分圧、同じ体積での含むことのできる最大量の水分のそのときの含むことのできる水分量の割合。よくわかりませんね。)

絶対湿度はおんなじなんですが相対湿度は下がる。

結論を言うと水分量が少ないことに尽きます。

解決には電気式の蒸気加湿器を付ける、ただ値段が高いので、

電気店に売っている加湿器を買い室内に吹き出すのが手っ取り早い(値段は安い)。

事務所ビルの空気測定は定期的に行われるので、良い結果を出すには、

①タイマーで早くから加湿器を動かす。

②空気測定のある日は室内温度を下げる(下げると相対湿度は上がります)

測定のある日だけ逃れてどうするねんという意見もあるでしょうが、

生活の知恵です、、、、、

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