2011年4月17日日曜日

無常(2011.4)

無常とは、常なるものは無いの意味。


すなわち、この世の中の一切のものは生滅流転し


永遠不滅のものは一切無いというお釈迦様の教えです。


平穏無事な今の一瞬が長らく続けばいいなと誰しも思いますが、


平穏無事なことがすでに奇跡に近いことであり、


人間の明日はだれにも分からない。


でも、だれにも分からないから生きていけるのかもしれません。


問題が起こりそれを呪うのか、乗り越えようとするのか


各人各様。口で言うのは簡単ですね。


今回の原発事故の場合、村ごと非難してくれ、


しかもいつまでかもわからない、帰れるかどうかもわからない、


犬猫は放っていかねばならない、


大切な牛豚山羊も放っていかねばならない。


人間は動物と違って背負っている荷物が多いから大変です。


お釈迦様はこのような場合どうしたらいいと


教えるのでしょうか。

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