伊方3号機の定期検査で25日、
異常を検知した際に電流の遮断機を作動させる装置の
交換作業中、この装置が作動し送電が遮断。
一時的に発電所内のほぼ全ての電源が喪失した。
今年に入り、制御棒を誤って引き抜く、
トラブルが続く。
この原因は定年退職により
すべてを知りつくしている技術者が居なくなった。
この交換作業、時間をかけて集まって
手順書を書いたんだろうが、
感覚で全体を知っているということと、
さぐりさぐり部分を知っている者が手順書を書いて、
よしっこれでいこうとは全然違う。
では、今後すべてを知りつくしている技術者が
生まれるかといえばこれは無理。
今までの資料をすべて読み、記憶しても
10年、20年しないと知識はつながらない。
30年、40年運転してきて
今まで小さなトラブルはいっぱいあったと思う。
隠して隠してやってきたことだろう。
世間的にはまずいことはいっぱいあったに違いない。
でもこのトラブルで人は成長し、
すべてを知りつくすことができる。
現代はこのトラブルを許さない。
この許されない事ばかりに集中しすぎて
書類ばかり作っていて
肝心の体得がなされていないということが最も悪いこと。
失敗を許さないことは、技術がしぼむことにつながる。
今の日本の停滞は【失敗を許さない】国民の性質と
【なんでも書類】の役人体質が原因。
【なんでも書類】で上位を守り、
若手が勉強する時間がなく書類作りばかりうまくなる。
技術立国ではないのよ。
書類降国。
そのうちある日突然ぼ~ん。
四国全域避難、関西全域避難となるわ。
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