火縄銃
の火薬に点火するための火縄。
火縄とは麻・棕櫚(しゅろ)の毛などの
植物の繊維を細長く綯(な)ったもの。
綯うとは、糸やひもなどを両手で挟(はさ)んで
1本により合わせること。
最上級品は竹から作る。
麻・棕櫚製もあるが火が消えるので麻・棕櫚の間に
少量の火薬を仕込んでおかなければならない。
竹は火薬(硝石)がなくとも燃え続ける。
青竹の火縄
は三重県名張市小波田産(名張市上小波田924、0595-65-3137)が全国でここだけ。
大晦日の京都・八坂神社の【おけら火】としても
使用されている。
鉈(なた)で竹の表面を薄く削り取る。
削ったものを両手でこするように縄を綯(な)う。
1本3m30cm(10尺)を陰干して完成。
火縄を作る職人は現在全国に1人。
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