日本人の綺麗症、潔癖症ってのは
水洗便所とともに日本人の心の中に芽生えた。
目の前から汚いもの、不浄なものをなくしたい。
これが日本人の中に宿り、育ち、
その中で現れたものは滅菌。
積極的に滅菌と匂いを取る行為となり、
とにかく目の前から汚いものがなくなればよい。
目の前からなくすことは他に汚いものを移動する
ということ。
現代の責任を取って辞めるということが文化となった。
ちょっとした不祥事を叩いて、潰して、消し去って
良しとする文化は水洗便所がそもそもの発端。
それに携帯の成熟が加わる。
他人の批判も携帯でぴゅっと送れる。
面と向かっては到底言えない内容も
SNSだと簡単に送れる。
悪気はあってもなくても送れる。
これが世論となり追いつめてしまう。
日本人が営々と築いてきた寛容の精神はいまほとんどない。
こういう文化は他国にはない。
芸人の不祥事で引退、
企業の不祥事で責任を取り辞める、自殺。
消し去る。
消し去れば良い、自分たちは気分が良い。
水洗便所+携帯⇒汚いものを目の前から遠ざける。
これが日本だとすれば、世界に誇れるものではないな。
困難なもの、嫌なものから逃げているだけ。
よく言えば清廉潔癖、悪く言えば逃げの文化。
物事から逃げることは、次の伸びは望めない。
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