2019年2月28日木曜日

小口の白色(2019.2)

神社で見られる小口の白色

木口に白色を塗るのは、二つの意味がある。

ひとつは塗装することで木口が割れるのを防ぎます。

木は乾燥する過程で空気が入ったり出たりを繰り返す。

その中で木の細胞の乾燥の度合いが異なるので割れる。

塗装をすると空気の出入りを防止する。

ひとつは屋根の端に近いところは雨がかかり

が木口から吸われ易い。

木の端面は常に水分が有る。

木口は木の繊維が合わさった断面で

浸透圧と表面張力で木の中に入る。

塗る塗料は木に浸透する油性の防腐塗料です。

透明油性の防腐塗料を買っておいて

油性の塗料を混ぜると何色にでもなる。

浸透させた塗料で水がちょっと中に入っても

木の中にまで水がとどまらず出ていくので

腐らないという事です。

端面にかぶせている金色の金属も同じ意味。

神社だから白が似合うんでしょう。

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