神社で見られる小口の白色
木口に白色を塗るのは、二つの意味がある。
ひとつは塗装することで木口が割れるのを防ぎます。
木は乾燥する過程で空気が入ったり出たりを繰り返す。
その中で木の細胞の乾燥の度合いが異なるので割れる。
塗装をすると空気の出入りを防止する。
ひとつは屋根の端に近いところは雨がかかり
水が木口から吸われ易い。
木の端面は常に水分が有る。
木口は木の繊維が合わさった断面で
浸透圧と表面張力で木の中に入る。
塗る塗料は木に浸透する油性の防腐塗料です。
透明油性の防腐塗料を買っておいて
油性の塗料を混ぜると何色にでもなる。
浸透させた塗料で水がちょっと中に入っても
木の中にまで水がとどまらず出ていくので
腐らないという事です。
端面にかぶせている金色の金属も同じ意味。
神社だから白が似合うんでしょう。
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