2016年6月1日水曜日

規制とは(2016.6)

今年もバター不足。

農林水産省は5月31日、

バター不足が今年度も見込まれるとして、

6千トンを緊急輸入すると発表した。

緊急輸入は3年連続6回目。

いかにも国民の生活を守るかのスタンスである。

実はバター不足はこの先もずっと続く。

問題は50年前にできた「指定生乳生産者団体制度」。

生産した生乳を原則すべて

地域ごとの指定団体(農業協同組合組織)に出荷しないと、

酪農家は補助金をもらえない仕組みがある。

自由な価格競争がない、

補助金がもらえるから鯉の餌のように農家は農協に売る。

が充分な年収にはならない、年齢がいく、酪農を廃業、

日本での生産は縮小の一途。

で、バターは不足したまま毎年となる。

農林水産省が毎年緊急輸入。

これはこの先永遠に続く。

緊急輸入は農林水産省がやっているのではない。

実際は農林水産省の天下り団体がやる。

天下り団体が仕入れて、例えば雪印乳業などに高く売り渡す。

その天下り団体は安く仕入れて高く売る。

儲け何十億。

農林水産省はバター不足になった方が

天下り団体に就職しやすくなるから不足となるのは大歓迎。

バター、スーパーで高いですね。

天下り団体の給料や農協の給料を払っているからです。

規制とはこんなことです。

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