お金と幸福(2016.3)
三種の神器と言って、
テレビ(白黒)、洗濯機、冷蔵庫を買いそろえたい。
私がまだ小学生高学年の頃でした。
大人たちは懸命に働いていました。
それまではテレビはない、
洗濯機は桶に洗濯板、
冷蔵庫は木製で氷屋さんが四角い氷を運んでくれる。
子供は掃き掃除、水撒き、風呂に水汲み、
井戸に釣瓶(つるべ)です。
洗い物は井戸の汲み置き水。
ツルベは後に手押しポンプになりました。
面白かったから懸命に手伝いました。
三種の神器が手に入ると、新三種の神器。
車、エアコン、カラーテレビ。
また人々は懸命に働きました。
三種の神器はこれ以降はありません。
汗水流して働かずになり、
いつの間にか投資、インターネットを利用した金稼ぎ。
面白くもなんともない生活。
食ってちょん。
しかも核家族。
パッパと食ってわずか15分でごちそうさま。
新新三種の神器は飛行機、大豪邸、別荘か。
到底買えない。
ちょっと頑張れば手にはいるものでなければ、
三種の神器にはなりにくい。
いまの金、金、の風潮では次々に追い求めていくだけだから
決して幸せという満足は得られない。
際限を知らない人には幸せは絶対にやってこない。
いつからか日本人は【足るを知る】言葉を忘れてしまった。
他人を許す【寛容】という言葉を忘れてしまった。
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