2016年3月8日火曜日

お金と幸福(2016.3)

三種の神器と言って、

テレビ(白黒)、洗濯機、冷蔵庫を買いそろえたい。

私がまだ小学生高学年の頃でした。

大人たちは懸命に働いていました。

それまではテレビはない、

洗濯機は桶に洗濯板、

冷蔵庫は木製で氷屋さんが四角い氷を運んでくれる。

子供は掃き掃除、水撒き、風呂に水汲み、

井戸に釣瓶(つるべ)です。

洗い物は井戸の汲み置き水。

ツルベは後に手押しポンプになりました。

面白かったから懸命に手伝いました。

三種の神器が手に入ると、新三種の神器。

車、エアコン、カラーテレビ。

また人々は懸命に働きました。

三種の神器はこれ以降はありません。

汗水流して働かずになり、

いつの間にか投資、インターネットを利用した金稼ぎ。

面白くもなんともない生活。

食ってちょん。

しかも核家族。

パッパと食ってわずか15分でごちそうさま。

新新三種の神器は飛行機、大豪邸、別荘か。

到底買えない。

ちょっと頑張れば手にはいるものでなければ、

三種の神器にはなりにくい。

いまの金、金、の風潮では次々に追い求めていくだけだから

決して幸せという満足は得られない。

際限を知らない人には幸せは絶対にやってこない。

いつからか日本人は【足るを知る】言葉を忘れてしまった。

他人を許す【寛容】という言葉を忘れてしまった。

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