鉄筋(2016.3)
鉄筋コンクリートの建物は
コンクリートの中に鉄筋という鉄の棒が入っている。
鉄が引っ張りに対応、コンクリートが圧縮に対応、
どちらもが作用して成り立つように考えられた複合材料です。
たまたま鉄とコンクリートの線膨張率が同じなため
先人により考えられ発展した技術です。
鉄筋は入れれば入れるほどいいのか、強くなるのか。
そうでもない、
複合材料だから両者の利点をうまく組み合わせて
使うようになっている。
建築基準法では断面積で鉄筋は0.8%以上とされている。
だいたい建物は1%くらいの鉄筋で作られている。
鉄筋の引っ張り応力はコンクリートの200倍。
1/200⇒0.5%。
つまり0.5%ならコンクリートと同じ引っ張り力しかない。
だから0.8%とし1.6倍引っ張りに強くしているというわけです。
鉄筋をもっと入れれば強くなる。
でも高くなる。
あんまり入れるとコンクリートのメリットが減る。
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