2016年3月1日火曜日

鉄筋(2016.3)

鉄筋コンクリートの建物は

コンクリートの中に鉄筋という鉄の棒が入っている。

鉄が引っ張りに対応、コンクリートが圧縮に対応、

どちらもが作用して成り立つように考えられた複合材料です。

たまたま鉄とコンクリートの線膨張率が同じなため

先人により考えられ発展した技術です。

鉄筋は入れれば入れるほどいいのか、強くなるのか。

そうでもない、

複合材料だから両者の利点をうまく組み合わせて

使うようになっている。

建築基準法では断面積で鉄筋は0.8%以上とされている。

だいたい建物は1%くらいの鉄筋で作られている。

鉄筋の引っ張り応力はコンクリートの200倍。

1/200⇒0.5%。

つまり0.5%ならコンクリートと同じ引っ張り力しかない。

だから0.8%とし1.6倍引っ張りに強くしているというわけです。

鉄筋をもっと入れれば強くなる。

でも高くなる。

あんまり入れるとコンクリートのメリットが減る。

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