資産ゼロ(2015.4)

資産ゼロとは、価値のあるものを一切持っていないということ。

家はないアパート、クルマは資産ではない。 

給料が入らなければ翌月は生活できない状態を言う。 

この資産ゼロの人が日本人の３割を越えた。 

何の余裕もないということや。

これは解決はしない。 

なぜなら資本主義が行き詰まっているからです。 

世界中にものが行き渡った。

行き渡れば、もう物は売れるわけはない。

資本主義は先進国が後進国から搾取することにより

先進国が潤った。

後進国がこれに気がついてくると先進国は潤わなくなった。

行き渡ってしまったということです。

じゃあっていうことで、派遣労働者制度をつくり

賃金を少なくして、後進国と同じ状態を作り出して、

派遣から搾取して資本主義の延命を試みているのが今だけど、

パイが少ないからもう行き詰まってきた。

ものを作って売ってもうけて潤うためには

必ず下のものが必要となる。

経済的には資本主義とはこういうことや。

一部の人間が膨大な資産を持ち、

大多数が薄給に苦しむこの状態は資本主義の断末魔の現象。

これを解消するには、

一部の人間の膨大な資産の半分以上を税金として取る、

大多数の人間の税金を少なくする。

こうすれば資本主義はもうちょっとは延命する。

働いた結果として益を得る。

制度としては資本主義のいいところなんだけど、

パイの限界に阻(はば)まれている。

でもなんか働いて、食べて、寝る。

これの繰り返しばかりで歳を取る。

つまらん主義やな。

国籍を捨て誰も知らない、いない土地で自給自足で生きていく

ことに若者があこがれるのはわかるな。

自給自足でスイーツは食べられないが自由や。