2010年10月10日日曜日

宗教観(2010.10)

日本人の宗教観。

葬式は坊さんにあげてもらう。初詣は神社へ参拝し(神社)、

節分(豆撒き)(神社・仏教)、彼岸には墓参(仏教)、

七五三は神社・仏教)、クリスマスに結婚式は教会(キリスト)。

メチャメチャな宗教観ですね、外国にはおそらく無いでしょう。

節操のない宗教観と異教徒に対する寛容性。

日本に宗教が入ってきた順番は

新道→仏教→キリスト教ですが、

各々の宗教は途絶えることなく住み別けて、

うまく分化し現在に至る。

まるで神社、仏教、キリストのテーマパークのようなとらえ方。

日本人のあやふやな考え方と昔はあった道徳観により、

他宗教を攻撃することなく融合し

すべてがうまく日本人の生活に入り込んでいる。

おそらくその根底には新道がありますね、

一年の計はお正月、みんな神社にお参りしますね。

で一年間各宗教がまんべんなく生活に入ってくる、

目立って争うことなしに。

日本の古来からある神道は八百万神(やおよろずのかみ)、

山海草木の、ありとあらゆる物に神様がいっぱいいるのです。

そういう素地のところに入ってきた仏教も多神教、

多種多様な如来・菩薩を信仰する。

ますます日本人の神に仏に対する幅広い宗教観は磨かれ、

一神教のキリスト教、

唯一キリスト以外認めないものが入ってきても

縫合してしまったというところでしょうか。

いわば新道がウインドウズ、

仏教・キリスト教・他宗教がアプリケーションってところでしょうか。

これは日本人の独特の宗教観で

日本人の曖昧さや遠慮をする道徳観で混ざったものと考えます。

でも最近は不況で囲い込みが激しくなり、

ちょっとギスギスしていますね。

坊さんも神父も生活のためにもっと自分のところに向いて欲しい、

本来の布教が少しおろそかになり、

住民も忙しくなり宗教を大事にしなくなってしまいました。

生活が困難だから宗教が発達したにもかかわらず、

今は生活が困難だからお金に走る。

道徳観が欠如した日本人には寺、神社は重荷になっていると

感じている。

お金は恐ろしい、、、、、

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