2010年10月24日日曜日

30年(2010.10)

30年前の本格的な設備を見る機会に恵まれました。

水冷式の設備です。

昔はエアコン(空冷式)が無くてすべて水冷式。

適当なところに適当な部品が教科書通りに付けられ

見事に機能しています。

当然経年変化による不具合はありますが、

新築当時の設備を想像すると見事なものです。

水冷式→空冷式と中央式→個別式となり、

施工する側も使用する側も、仕事は楽になり、

使い勝手も良くなりハッピーエンドと言いたいところですが

ひとつだけ問題があります。仕事は楽になりというところです。

機械を設置して繋ぐということだけの簡単さになった。

繋ぐだけなのでそんなに考えなくても出来る。

誰でも出来るということです。だから勉強をしない、

だからみんなの力が落ちてしまった。

それが進歩だといえば終わりのものですが

基本的なことがわかっていないまま、

繋ぎ屋さんになってしまうので少しなんかあれば

対応できないということです。

1970~1990年代の人と比べると、

今の人は1/5くらいの力しかない。これが大問題。

設備の不具合も、事故の多さもこれにある。

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