2014年11月6日木曜日

FRP(2014.11)

日本の給水タンクはFRPという複合材料でできている。

型板に剥離材(はくりざい)を塗る⇒ 

不飽和ポリエステルにMEK(メチルエチルケトン、硬化材) 

を混ぜた液を塗る⇒ガラスクロスを貼り付け、

液をローラーに浸けてガラスクロスの上を転がして

ガラス繊維に不飽和ポリエステルを含侵(がんしん)させる。

含侵とは沁(し)み込ませること。

これを何層か貼って、乾いたら外して、

組み立てるとタンクが作れる。

ボート、漁船も型があれば作れてしまう。

すごい臭いがきついですが。

この手法で鉄のタンクの外装、内装に貼り付ければ

鉄は錆びない。

水分が鉄にくっつかないから錆びない、当たり前ですね。

これがいま全国の地下オイルタンクの内面に

ライニングという名称で施工されている工事です。

恐ろしく高い、ゆうに車が買える。

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