気象衛星ひまわり8号が打ち上げられた。
地球の地表すれすれを周回する。
これ以下だと地表に落下する速度が
第一宇宙速度28,400km/h、マッハ23.2。
スーパージェッターの流星号がマッハ15ですからそれより早い。
マッハ23.2というと東京、大阪間500kmは、わずか1分。
この速度でやっと地球の周りを回れるだけ、
地球からは離れられない。
地球から離れるには第二宇宙速度、40300km/h、マッハ32.9。
第一宇宙速度の√2倍。
現在、アメリカの宇宙船が太陽系を脱出して航行していますが、
第二宇宙速度でも太陽系は離れられない。
太陽の引力が強いからです。
太陽系を離れるには、第三宇宙速度60,100km/h。マッハ49.1。
東京~大阪間はわずか30秒。
ただしこれらの速度は地球の地表面から
いきなり脱出する初速度なので宇宙船が土星に到達していれば
太陽の引力の影響は小さいからそれなりの速度でよい。
宇宙船に積める科学燃料の量は限られているので、
宇宙船は惑星、例えば木星に近より、
惑星の引力と自身の速度を利用して平行四辺形の合力を作り出して
速度を上げていく。
これはスイングバイという技術。
アメリカの優れているのはこの制御技術。
速度を上げるのと逆に速度が落ちるのが宇宙の引力の渦。
何百光年も離れた星から出た光は、
あるものが地球に到達し、同時に出た光が1年後に地球に到達する。
地球~星間の距離は変わらない。
光の速度は一定で変わらない。
その原因は途中の星の引力による空間の歪(ゆが)み。
宇宙空間は真空で何もないと思われているが
引力による歪みはある。
光は歪みの縁に沿って進むから
遅れる光も出てくるというわけです。
この歪みを現象として捉(とら)えようと
天文学者は必死で探しているがまだ発見はされていない。
さあてネジを切るか~
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